サポーターになる

「なにかあったとき、いつでも
駆け込める食事の場
がある」
それが当たり前の社会を
目指しています

「食事の世話をしてくれる大人がいない」
「十分な食費が得られない」
などの
様々な理由で今日の食事が無い子どもたちがいます。
フードリボンはそんな子どもたちを含め、
すべての子どもたちが地域の飲食店で
無料の食事ができる
仕組みです。

全国142店舗でこの仕組みは導入されていますが、
すべての子どもたちに届けられているとは言えない状況です。
※2024年9月25日現在

シングルマザー家庭のAくん

「クリスマスに来た男の子」

ある年のクリスマスイブ。
一人の男の子がフードリボン店でご飯を食べに来ました。
そのお店は、普段からよく子どもたちがフードリボンでご飯を食べに来ます。
でも12月24日はみんな来なくなるといいます。
それはクリスマスイブだから。
お店のオーナーさんがその子に聞いてみました。
「お父さんとお母さんいないの?」
するとその子は黙ってうなずいたそうです。
同級生や近所の子たちはきっと、その日は家族と一緒にご馳走を食べたり、ケーキを食べたり、プレゼントを貰ったりしている。。
だけどその子には、お家に誰もいない、だから、フードリボンでご飯を食べに行こうって、なったんでしょうかね。
「泣きそうになりましたけど、この活動を必要としている子どもたちがいて、少しでも笑顔になって、元気になってもらえたらいいなと思っています。」と、そのオーナーさんはお話されています。お店と地域の大人、みんなで子どもたちを支えていけたらと思います。

兵庫県のフードリボン店にて

9人に1人の子どもが
貧困状態
食費を優先できない
家庭があります

厚生労働省「国民生活基礎調査」(2022年)によると、
日本の子どもの貧困率は11.5%。一見豊かに見える現在の日本でも、子どもの9人に1人が貧困という
深刻な社会問題が存在しています。

日本の「相対的貧困」とは

日本では「相対的貧困」が問題視されています。相対的貧困とは、
その国の文化水準、生活水準と比較して困窮した状態のことです。
例えば2人世帯の場合、その家庭が1年で得ている可処分所得がおよそ180万円(月15万円程度)に満たないと相対的貧困ということになります。
また、年間可処分所得180万円というのは、相対的貧困層の中では「最も稼いでいる」状況を指しています。その水準に満たない暮らしをしている子どもの割合が、9人に1人という状況です。
参考:2人世帯の貧困線179.60万円、3人世帯219.97万円、4人世帯254万円

生活の中で削らざるを
得ない食費

そんな子ども達も、身だしなみは整っていたり、スマートフォンを持っていたりして、
見た目からは貧困だとわからないことが少なくありません。
服、ランドセル、スマートフォン、修学旅行…。
そういったものにかけるお金と食事にかけるお金が、常に天秤にかけられています。

日常生活や学校生活で必要なものを優先する

服装

ネット環境

スマートフォン

食費を削らざるを得ない

相対的貧困による影響の他にも、
子ども達が「今日の一食」や
「安心していける場所」を必要とする理由はさまざまにあります。
私たちはどんな子ども達に対しても
安定して食事を届けるために、
フードリボンプロジェクトを実施しています

食のセーフティネットをつくる

フードリボンプロジェクト

フードリボンプロジェクトは、全国の飲食店を中心に
「フードリボン活動」を全国19,000ヶ所に普及させる取り組みです。

フードリボンで子どもの
食事を
いつでも・継続的
に支えられる場に

全国で9,132ヶ所確認されている子ども食堂 (2023年 むすびえ) は、食事の面だけでなく、学習支援や多世代交流の場作りなど多様な側面で社会的意義のある活動になっています。
その一方で、地域のボランティアによる運営が主流ということもあり、多くの子ども食堂では月数回の頻度で活動されています。
そこでフードリボンプロジェクトでは、子どもたちの「今日の一食を支える」ということに特化した形で、今日の食事に困った子がその日のうちに駆け込める場所を全国に広げています。

従来の子ども食堂

地域のボランティアによる運営のため、
毎日の開催ができず月に数回の開催となる

フードリボンプロジェクト

飲食店が主体になるため、毎日の食事提供が可能になる

フードリボンの
これまでの成果

2024年9月17日現在

提供された食事数

39,165

寄せられたリボン

57,437

全国の加盟飲食店数

215店舗

全国の実施店舗数

142店舗

子どもたちから地域の
飲食店に「ありがとう」
届いています

お店で働く店長さんやお姉さん達をみて、将来このお店で働いてみたいと思いました。いつも美味しいご飯をありがとうざいます。

いつも温かいご飯をありがとうございます。私はたまご焼きが好きです。店長さんのこと、一生忘れません。また会えたとき、お返ししたいと思います。

子どもだけでなく
地域の大人にも良い影響が
起きていきます

飲食店

飲食店

竹内 秀樹

火の鳥天下茶屋店

「地域のこどもを地域で育てる」

その想いで始めた活動も色々な方からの支援のおかげでこども達の【笑顔】を作れていることに喜びを感じます。
飲食店の存在価値を高めるためにもこの活動を続けていきたいと思います。
フードリボン活動を通じて、食材を寄付してくれる方との繋がりや、お店を応援してくれる人も増えています。

フードリボンの購入者

フードリボンの購入者

岡本亜由子

「すべての子供達の近くにフードリボン」

コンビニのように「子供たちの未来の一食の支援」が当たり前に広がっていく可能性を感じています。
フードリボンの活動を通して「こども食堂」の存在を、そして、日本の子供たちの約1割がその日の食事を食べる事が出来ていない事実を知りました。「自分たちに何が出来るのか」と考えた時に、日常の中で支援ができ、支援の先が見えるのが凄く分かりやすいと感じました。「りぼん」を手に取りお店の方に渡してご飯を食べている子供達の様子を見た時、子供達の安心できる場所も同時に作られている飲食店の皆様の愛も感じました。貧困層の子供達だけではなく、全ての子供達に繋がりを提供する安心できる場所をめざしている活動。一人一人が出来る事をやっていくことが子供達の未来に繋がっていく可能性を感じました。応援しています。

フードリボンは「今日の食事を届ける」ということの他に、
もう一つ意味を持ちます。

それは、子ども達が愛され支えられる経験や、
社会とつながる体験を届けるということです。

子どもたちと飲食店、地域の大人たちの
温かいつながりが生まれることで、

飲食店が様々な問題を抱える
子どもたちの拠り所
になっていきます。

いただくご寄付は、
全国にフードリボンを
広げるための活動に
充てさせていただきます

※この寄付は、フードリボン活動を全国に広め、飲食店の活動をよりよく支えるための本部資金として募集しています。子ども達の食事になるリボンは全国のフードリボン実施店で支援することができます。

※2フードリボンプロジェクトで使用するリボンは、障がい者の働く作業場に制作を発注しています。フードリボン活動が全国に展開することが、障がい者雇用につながります。

毎月のご寄付で応援いただいた個人・企業の方には

多くの企業・メディアが
賛同してくださっています

支援企業一覧

  • 人間力大學

  • 日本寄付財団

  • 株式会社Lily's

メディア掲載(一部)

  • 讀賣新聞

  • Yahooニュースジャパン

  • 日本経済新聞

  • 株式会社 共同通信社

  • 朝日新聞

  • 関西テレビ

  • テレビ埼玉

  • NHK山形

VISIONフードリボンが目指す未来

社会全体に食のセーフティ
ネットが浸透した
「フードリボンがなくても
大丈夫な社会」

私たちは、子どもたちが困ったときに
「今日の食事」を支える場所が、
みんなの身近に「存在」している社会を
目指しています。
そのために、フードリボンを利用できるお店
が全国の小学校区およそ19,000ヶ所に、
最低1ヶ所ずつある状態を作ることが
最初の目標です。
そしてその先に、社会全体で子ども達の食の
環境を支えていく文化が浸透した
フードリボンが必要ない社会」を
つくることが、私たちの最終ゴールです。

全国の小学校区
19,000ヶ所に
1ヶ所ずつフードリボンがある

子どもの食の環境
支えることが
当たり前の社会に

「すべての子どもたち」が
「今日の一食」に困らない社会を

代表理事橋本展行

私たちの事業「フードリボンプロジェクト」は、子供たちの「今日の一食」を支えるための活動です。この取り組みに共感してくださった多くの飲食店を中心とする店舗様が「フードリボン参加店」として子どもたちに食事を提供してくださっています。

また、その「参加店」とともに子どもたちを支えるべく、たくさんの方々が「リボンの購入」という支援をしてくださっています。リボン購入によって集まった支援は全額子どもたちの食費のみに使われています。私たち本部は、この店舗における支援からは一切資金を得ていません。もちろん参加店舗様からも一切資金はいただいていません。

一方、店舗で使用するリボンやステッカーなどの備品はすべて本部より無償提供しています。
そして、日本全国の子どもたちの誰もが、身近にフードリボン店を使うことができるよう、「フードリボン参加店」を増やすために、全国各地での啓もう活動や広報活動、説明会やイベント開催などを行っています。

現在、日本には小学校区が約19,000あります。一つの学区に少なくとも一店舗、できれば複数店舗の「フードリボン参加店」が必要です。理想的には今のコンビニエンスストアくらいの店舗数があれば、子供たちはいつでも安全に「フードリボン」を使うことができます。
それは日々の「不安」を「安心」に変えてくれるはずです。

これらの活動にも当然資金が必要です。
「フードリボン参加店を増やす」
このことに力を貸していただきたいのです。

その為には、店舗で購入されるリボンとは別の形で、サポーターという形での支援を必要としています。
すでに多くの企業様、個人の方々からご支援をいただいておりますが、「“今”困っている子どもたち」のためには、もっともっと活動を加速させていく必要があるのです。
そのために、貴方の力を貸してください。

よくある質問

フードリボンを使うとどんな食事が提供されるの?

各お店、使ったタイミングによって提供される食事は違ってきます。基本的にはまかない食のようなものですが、リボン1つで1食分相当の食事が提供されます。

フードリボンの値段はどの店舗でも300円なの?

基本的にフードリボン店では、フードリボンを300円に統一しておりますが、お店によっては200円で実施している所もございます。また、社会情勢によって変動がある場合がございます。

参加店舗になるための加盟料はかかるの?

加盟料や手数料など参加・実施にあたっての金銭的な手続きはありません。

フードリボンを使えるのはどんな子ども達なの?

原則、中学生以下の子ども達は全員が対象になります。(店舗によっては扱いが変わる場合がございます)フードリボンプロジェクトでは、すべての子供達が当たり前に食事ができる場を目指しています。

運営団体概要

団体名 一般社団法人 ロングスプーン協会(定款
公式サイト:https://longspoon.net/aboutus/
所在地 〒272-0111 千葉県市川市妙典5-13-33 A&Yビル3F-39
代表者 橋本展行(代表理事)
役員 大嶋啓介(理事)
大谷順一(理事)
大原佳子(理事)
加藤紘章(事務局長)
佐伯由香里(監事)
事業内容 フードリボンプロジェクト
日本の社会問題を中心テーマとした教育・啓発事業